ゴヤール 東京電力は23日、7月からの電力使用実績に計算ミスがあり、数値を修正したと発表した。 東京電力が使用している電力使用実績の作成プログラムが、新規に開始した他社からの受電分を算入しておらず、実際の実績よりも少ない数値を発表していた。 東京電力管内は、7月1日に電力使用制限令が発令され、15%の節電行動が求められているが、その基本資料となる電力使用実績が誤っていたことになる。修正されたデータは7月1日から8月17日までの分で、最大で52万kW少なく発表されていた。 この訂正による予備率の影響は、平日でマイナス04%程度、休日平均でマイナス07%程度としている。また、使用率への影響は、平日でプラス03%程度、休日平均でプラス04%程度としている。【家電 Watch,伊達 浩二】金融情報サービス会社マークイットは23日、8月のユーロ圏製造業PMI(購買担当者景気指数、速報値)が497ポイントとなったと発表した。景気の「改善」と「悪化」の境目となる50ポイントを約2年ぶりに割り込み、ドイツをはじめとする主要国経済の失速を示す格好となった。 50ポイントを下回るのは金融危機から回復に転じた2009年9月以来で初めてで、中でも新規輸出が大きく落ち込んだのが目立つ。ただ市場予想の495ポイントはわずかに上回っている。7月は504ポイントだった。 一方、サービス業PMIも前月の516ポイントから515ポイントに低下した。この結果、製造業とサービス業を合わせた8月のユーロ圏総合PMIは、前月から横ばいの511ポイントとなった。なお、501ポイントとした市場予想は上回っている。 マークイットのウィリアムソン主席エコノミストは今回の結果について、ドイツの低迷が顕著と指摘した上で、「ユーロ圏は成長の原動力を失いつつある」との見方を示した。また、第3四半期(7~9月)の域内総生産(GDP)は前四半期(02%増)を下回ると予測している。 独は横ばいも、仏は悪化に 国別の製造業PMIでは、ドイツが前月から横ばいの52ポイントと踏みとどまったものの、フランスは505ポイントから493ポイントに低下し、2009年7月以来の低水準となった。サービス業PMIはドイツは529ポイントから504ポイントに大きく落ち込んだが、フランスは542ポイントから561ポイントに上昇している。 この結果、総合PMIは、ドイツが525ポイントから513ポイントに下げ、2009年7月以来で最低となった。一方、フランスは532ポイントから536ポイントへと上昇した。 2月17日郡の2010年度利益